鹿陶洋江家古厝

台湾で最大且つ完全な形で保存されている閩南式大規模伝統農村集落です。敷地面積3.5ヘクタールの古厝集落には、200年間の歴史を持つ土角厝(土壁小屋)、竹編厝(竹編み小屋)や日本統治時代の赤レンガ小屋、洗石子屋があり、台湾農家の建築における300年の変遷の縮図を見ているかのようです。最大の特徴は10数世代が共に暮らし「宋江陣(武術と芸術を併せた民俗表現芸術)」の歴史的文化を保存してきたという点です。江家の子孫はいつも伝統的な農業社会の家族構成から始まっているのです。全ての古厝に歴史的、文化的な意義があり、生きている集落の博物館と言えるでしょう。